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HAND EMBOSS

HAND EMBOSS ハンドエンボスは花牟禮 亜聖のオリジナル技法です。

1983年にイタリアのミラノでブルーノ・ムナーリさんから紹介されたデザイナーの三木敏弘さんのStudioを手伝っていた時 何気なく2枚の紙をライトテーブルの上にずらして重ねて置き 色が違う線の内側を書けなくなったペンでなぞったら紙に凸の線ができたのが始まりでした。次に少し厚めの紙にリンゴの形を切り抜き同じ厚みの紙を上に重ねてライトテーブルの光に照らされ暗く見える形の内側をアウトラインに沿って押してみると...紙の裏側にリンゴの形が浮き出て見えてとても感激しました。それから面白くなり色々な形や方法を試してみました。

帰国後 銀座での初個展『LA MOSTRA BIANCA』で野菜のフォルムをハンドエンボスしたグラフィカルな作品を発表しました。作品は竹尾のペーパーショウにも展示されました。1992年NHK出版の『別冊婦人百科』に紹介された時に紙版をライトテーブルの上で一つ一つ裏からヘラで押すプレス機を使わない技法なので『ハンドエンボス』と造語し命名しました。40年近く毎回新しい発見がありました。奥行き感を表現できる光と影が無いと見えない作品を作り続けています。使う紙も洋紙から特別に漉いて頂いた楮紙と三椏紙へと広がっています。

ムナーリさんの素材からの発見の楽しさとイエラ・マリさんの自然界の美しいフォルムを見つける楽しさ・・・

二人の師から手渡しされた教えがハンドエンボスを続けて来れた原動力になっている様に思います。

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